健康づくりチャレンジ企業
H27.5.11 平成27年度 第1回 安全大会 協賛:養父市役所
平成27年度の「第1回 安全大会」が行われました。
内容は以下のとおりです
日 時 平成27年5月11日(月)16:00~17:40(2時間)
場 所 本社
講師(協賛) 養父市役所 健康福祉部 健康課 K氏
対 象 社長、監督、作業員(23名)
内 容 熱中症対策及び工事現場での救急法・AEDの取扱講習
〈ポイント〉
①健康診断結果の見方
○血圧
最高(上) 最低(下)
160以上 100以上 すぐ医療機関で受診して下さい
140~160 90~100 生活習慣を改善しても治らなければ受診
130~140 85~90 生活習慣の改善
・高血圧予防・改善に運動や減塩、野菜を取ることが必要であり、なおかつタバコを吸う人は
要注意
運動・・・毎日30~60分歩くなど
減塩・・・インスタント食品は週1・2回にするなど
野菜・・・1日の目標摂取量は350g以上
タバコの害・・・がんや脳卒中のリスク上昇、動脈硬化の進行ほか
○血糖、HbA1c
空腹時血糖 HbA1c
126以上 6.5以上 糖尿病が強く疑われる為、すぐ医療機関で受診
110~125 6.0~6.4 糖尿病の可能性も否定できない為、生活習慣の改善と減量
100~109 5.6~5.9
・HbA1cが高い人は熱中症になりやすい体質の為、特に注意する
・糖尿病予防・改善に食べ方の工夫や運動・喫煙を心がける
食べ方の工夫・・・炭水化物の重ね食べをしない、間食は午後4時までを目安になど
○中性脂肪、LDLコレステロール、HDLコレステロール
中性脂肪 LDLコレステロール HDLコレステロール
1000以上 180以上 すぐ医療機関を受診
300~1000 140~180 生活習慣や肥満を改善
150~300 120~140 35~40
・脂質異常(動脈硬化)予防・改善にバランスよく食べて、運動・禁煙で防ぐ
バランスよく食べる・・・コレステロールを減らす食品(背の青い魚など)を食べる
〔中性脂肪が多い人・・・アルコールの飲みすぎ
糖分のとりすぎ に注意〕
○AST,ALT,γ-GT
・肝臓病予防には節度ある飲酒を心がけるなど
・脂肪肝は食べ過ぎないことで防ぐことができるほか
●早い治療は体と財布に優しい
脳卒中 35~40%
○早期治療で 心筋梗塞 25~30% 減少できることが分かっている
心不全 50%
○結果から生活習慣を見直し、「要精密検査」「要治療」など治療が必要な場合は
1ヶ月(最大2ヶ月)以内に必ず受診しましょう
②熱中症対策
○症状
軽い・・・・めまい、立ちくらみ
可能性有・・頭痛、吐き気
重症・・・・意識がない、けいれん
○環境
気温・湿度が高い
風が弱い
○かかりやすい人
高齢者・幼児
持病のある人など
○予防法
水分(塩分も)と休憩をこまめにとる
規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠をとる
③救急法とAEDの使い方
○AEDの使い方
①AEDをもってくる
AEDは学校、病院などの医療機関、農協、銀行ほか公共施設に設置されています
②電源を入れ、使用する
AEDが来るまでの間に心肺蘇生を行う
↓
来たら電源を入れて絵を見てパッドを貼る
↓
音声ガイダンスに従い心電図解析後、
電気ショックが必要であれば行う
③心肺蘇生を再開
胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を繰り返し行う
※胸骨圧迫は1分間に100回の速さで
人工呼吸は省略できる(口に血や嘔吐物があるため)
■まとめ
・ほとんどの生活習慣病は食生活や運動・禁煙を心がければ予防し改善できる
健康診断結果が要検査・治療の場合、速やかに医療機関で受診する
・規則正しい生活に加え、こまめな休憩や水分を取り熱中症を予防する
HbA1cが高い人は要注意
・胸骨圧迫は1分間に100回の速さで助け(救急車)が来るまで行う
AEDは学校や医療機関などの施設に設置されています
野菜の1日の目標摂取量は350g以上のサンプルやジュース類の砂糖含有量のサンプルを見せてもらい、
実際に見て分かりやすかったです。胸骨圧迫モデルの「あっぱくん」を使って圧迫の強さと速さが身に付きました。
講座後は打ち上げで焼肉・焼きそばが振舞われました。