建設業労働災害防止協会兵庫県支部
H27.12.3 建設労働災害防止パトロールが実施されました
H27.12.3 建設労働災害防止パトロールが実施されました
12月3日、建設労働災害防止パトロールが実施されました。27年12月1日~28年1月15日の年末年始労働災害防止強調期間に合わせまして「無事故の歳末 明るい正月」のスローガンの下、労働災害防止の徹底を図ることを目的としています。
■内容
実 施 日 平成27年12月3日(木)
集合場所・時間 南但建設会館 9:00(出発 8:40~)
パトロール現場 ①9:30~
養父市八鹿町宿南
八鹿日高道路青山トンネル工事
りんかい日産建設株式会社
②10:30~(予定)
養父市八鹿町宿南
八鹿日高道路青山橋上下部工事
株式会社ピーエス三菱
参 集 範 囲 監督署、豊岡河川国道事務所、安全推進委員会(安全指導者・
青年部会担当者含む)、養父・豊岡市会員
各大手建設会社様の現場内での共通事項
①確実強固な安全通路の確保 → 足場等は3cm未満のすみまでコンパネ等で目かくし
②足元地盤整備 → 転倒防止
③監督員、作業員との連絡・連携と地域住民への配慮
→ 発注者による協力会社との統括管理体制の実施
④指示板等での安全意識の啓発
⑤元気な監督員による説明と指導
※参考
㈱PS三菱様 H27度安全目標
①指示呼称、ヒューマンエラーの防止に努める。
②コミュニケーション強化に努める。
③全員一丸となって安全衛生管理活動を推進する。
平成27年度 建設業年末年始労働災害防止強調期間実施要領
Ⅰ趣旨・目的
年末年始は、建設工事が輻輳化し、さらに寒冷下での作業となること等により労働災害防止に
特別の配慮が必要である。経営トップ、建設現場の管理者等の関係者は、一層の安全衛生水準
の向上を目指し、店社と作業所との緊密な連携のもとに労働災害防止活動の強化に努めるもの
とする。
Ⅱ会員が実施する重点事項
労働災害防止の実効を図るため、リスクアセスメントを実施し、定めたリスク低減措置を確実
に実施する。
1 経営トップ等による特別安全パトロールの実施
統括安全衛生管理体制の確認ならびに安全講話等による安全意識の高揚
2 墜落・転落災害の防止
①足場の組立て等においては、「手すり先行工法」、「大組、大払工法」等の採用
②開口部、作業床の端には、手すり、中さん、等の設置および注意喚起の表示等の「見える化」
の推進 (例)開口部の手すり等
③安全帯の使用の徹底
④ハーネス型安全帯
3 建設機械・クレーン等災害の防止
①車両系建設機械、クレーン等の転倒または転落災害防止対策の徹底ならびに稼動範囲内の立入
禁止措置等、はさまれ・巻き込まれ災害防止対策の徹底
②荷のつり上げ作業時は、荷の下への立入禁止措置の徹底
③車両系建設機械クレーン等の運転および玉掛け作業については、有資格者の配置の徹底
4 倒壊・崩壊災害の防止
①上下水道等の工事における溝掘削等は、「土止め先行工法」による作業の実施
②斜面掘削作業は、地山の状態や変化に関する情報について、建災防統一点検表を活用して
発注者、調査・設計者、施工者の三者で共有し、土砂崩壊災害防止対策の徹底
(例)地山の調査・点検
③建設物等の解体工事は、構造物の状況等の調査に基づき作業順序、切断方法、控え等の設置
方法等の危険防止措置を盛り込んだ作業計画の作成と実施
④足場については、壁つなぎ・控え・筋かい・水平つなぎ等を十分に設ける等の倒壊防止対策
の徹底
5 「STOP!転倒災害プロジェクト2015」の推進
①作業通路の凍結あるいは段差等の解消による転倒防止対策の徹底
②4S活動(整理・整頓・清潔・清掃)等の徹底による安全通路等の確保
③危険箇所の表示等、危険の「見える化」の推進
④早めの点燈による作業床、安全通路等の照度の確保
6 交通労働災害の防止
①長時間継続した運転の禁止等 (例)交通ルールの順守
②事務所と現場の車両移動時の運転者の作業終了後の休養等の疲労軽減への配慮
③工事用車両等の運行について、事前の運行経路の選定、現場内での速度制限、
安全標識設置等の計画的な実施
④路面の凍結等によるスリップ事故の防止(急な運転操作の禁止、冬用タイヤの
履替え等)
⑤運転前の健康状態の把握
7 不安全行動による災害の防止
①「危険予知活動」、「ヒヤリハット運動」、「ひと声かけあい運動」等の積極的な強化
②安全帯、防じんマスク等、作業環境に応じた適切な保護具使用の徹底
③「近道・省略行為」防止の徹底 (例)近道・省略行為の禁止
④「新規参入者教育」、「建設従事者教育」、「送り出し教育」等の安全衛生教育の徹底
⑤「あんぜんプロジェクトサイト」事例を参考にするなどにより「見える化」安全活動の推進
8 火災・爆発等災害の防止
①使用中および使用後の点検と確認の励行
②火気を使用する作業に際しての消火器、防水用水等の適切な配置
③引火物、爆発物等の保管場所の指定、危険物の表示およびその付近での火気使用の厳禁
④溶接・溶断作業等の周囲の可燃物の整理、防炎シート等による火災防止対策の徹底
⑤現場における喫煙場所・採暖のためのストーブ使用場所の指定と消火の確認
⑥現場の防火訓練および避難訓練の実施
9 作業所閉所中の保安対策
①年末年始休暇中の緊急連絡体制の確立
②現場巡回の実施
③第三者の立入禁止措置の徹底
10 公衆災害の防止
①仮囲い、保安柵、保安灯および工事標識等の保安施設の設置
②現場付近に適切な誘導者等の配置、養生シート、仮囲い、柵等の設置および通路面の清掃
等の励行
③工事(道路工事等)着工に際し、地下埋設物の破損による事故防止のため発注者、埋設物
管理者等との十分な連絡、調整と安全対策の実施
④建築物の解体工事における倒壊等の事故防止対策の徹底
⑤強風による資材等の飛散防止対策の徹底
11 積雪・雪崩災害の防止
積雪、凍結等により足場等が滑りやすい場合の安全帯を使用した除雪の徹底
12 健康管理の徹底
①腰痛予防対策 (例)腰痛予防体操
②寒冷作業における防寒衣着用等の防寒対策の実施
③作業員の健康状態の把握と適正な配置ならびに心身両面にわたる健康づくりの実施
④ストレスチェック制度